「学びのデザインプロジェクト」
本プロジェクトは、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」をテーマとした研究のフィールドリサーチとして実施されました。武蔵野美術大学は、SIPにおいて北海道大学、北海道教育大学と連携して、新しい学びの開発とそのプラットフォームの構築を行っています。
本冊子では、武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下、CI学科)の学生たちが、自分たちのデザインとアートによる創造的思考力の学びを振り返りながら、これからの時代の「新しい学び」をデザインし、実践した内容を収録しています。
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CI学科は、アート・デザインの学びと実践を基礎力として、自ら社会に働きかける態度やスキルを教育・研究しています。このCI学科の学びは高等教育のみならず、これからの社会全般での学びに求められるものです。
学生たちは研究パートナーでありフィールドである北海道岩見沢市に2023年9月より約1ヶ月滞在しました。そこで、CI学科での学びをもとに学生が主体となって「じぶん研究ラボ──表現を通じた自己理解と他者理解」「あそび改造ラボ──課題発見と試作」「ひらめきクラフトラボ──構想と実践の試行錯誤の体験」の3つの学びプログラムを開発し、協力いただいた北海道教育大学岩見沢校、栗沢小学校、北真小学校にて実施しました。また、2024年2月には、「発見!見立てラボ」を企画し、岩見沢市で開催された「IWAMIZAWAドカ雪まつり」にてワークショップを行いました。 この成果は、北海道大学・北海道教育大学・岩見沢市の関係者向けに共有され、今後のプロジェクトに引き継がれます。
実施年度
2023年度
担当教員
長谷川 敦士
丸山幸伸
連携先
北海道大学、北海道教育大学、岩見沢市